ローコストな家は安っぽくならない?
「ローコスト(安く)注文住宅をつくりたいけど、どうしたらいいの?」
という質問でお答えした理論から申し上げますと、
坪数の小さい家で1つあたりの部品単価と部品数を抑えれば、
限りなくローコストな家を造ることは可能です。
でもそうすると、
質素に見えたりシンプルすぎて変わりばえしなかったり、安っぽく見えることは否めません。
だからといって必ずしも
ローコスト → 安っぽい → 粗悪
ではないことをご理解ください。
良く言えば、
安っぽく見える = 「合理的」
とも言えるんです。
ローコストな家が安く見える理由のひとつは、
【1パーツ当たりの単価に比例】
するからです。
では、コストを押さえつつ、いい家を造る為にはどうしたらいいのでしょうか?
それは、あなたが何のために家を建て、何を大切にしたいのか、
ご自身で定義をしっかり決めておくということが、解決策になります。
定義(=それをするために、家を造る) → こだわり
ということですね。
その一例をご紹介します。
私は冬、暖かい家を造りたかったので、行きついた答えが【薪ストーブ】を入れることでした。
さらにストーブの赤外線の効果を高める素材を使って造ることにこだわりたかったので、
目的を達成させるために、その他のパーツ単価や数を抑えて、予算内で納めました。
結果、外装面では一般的ですが、室内に遊びに来られた友人が、
「冬暖かくて火も見れて最高ね!私たちもこんな生活したい!」と大好評でした。
(無添加住宅にお住まいの方の声より)
こんな声からも、
家を建てるうえでのこだわり(=定義)から考えて、コストをかけるところと抑えるところのバランスをとることで、
ご自身が納得する、安っぽくない家をつくることができるのがわかると思います。
これは洋服選びにも似てると思いませんか?
ブランド物で固めた身なりも悪くありませんが、季節に合ったコーディネイトにブランド物を1品だけプラスして、
センス良く見せるファッションのように。